2008年5月24日土曜日

VISTA Home BasicにPostgresをインストールする

postgresのインストールには毎回苦労しているので、今後のことも考えて手順を整理しておく。

事前に準備するもの

(1) postgresの最新バージョン
(2) Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージ (x86)(vcredist_x86.exe)
(3) Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)((2)とファイル名が同じなのでvcredist_x86_1.exeとした)

事前に準備すること

1.postgresアカウントの作成
参考URL)Home Basicには無い機能についての記述があるので、当該部分については削除したがインストールには問題なし。

1.1 VistaのUAC機能を解除
 (1) [コントロールパネル] → [ユーザーアカウント] をクリック
 (2) [ユーザーアカウント制御の有効化または無効化] をクリックし、[ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる] のチェックを外す
 (3) PCを再起動

1.2 PostgreSQL用にアカウントを作成・設定
 (1) [コントロールパネル] → [ユーザーアカウント] をクリック
 (2) [ユーザーアカウントの追加または削除] をクリックし、[新しいアカウントの作成] をクリック
 (3) [新しいアカウント名] の入力フォームに「postgres」と入力し、[標準ユーザー] にチェックを入れ、[アカウントの作成] ボタンをクリック
 (4) 再度 [ユーザーアカウントの追加または削除] をクリックし、[パスワードの変更] から任意のパスワードを設定(パスワードはメモしておく)

2.Microsoft Visual C++ 2005のインストール
(参考URL) にも書いてあるように、インストール途中のinitdbでストップします。
回避するために、以下のものをインストールします。

 (1) vcredist_x86.exeのインストール (exeファイルをダブルクリックするだけ。)
 (2) vcredist_x86_1.exeのインストール(exeファイルをダブルクリックするだけ。)

3.postgresql-8.3.1-1.zipの解凍
 エクスプローラからは、解凍しなくともzipファイルの中が見えてしまうので、そこからインストーラを起動してしまいそうになるが、
それではダメなようだ。
 きちんと解凍して、解凍後のインストーラを起動する必要がある。

以上で準備は完了。

postgresのインストールと動作確認

1.postgresのインストール
インストール自体は難しくはないが、Yaskeyを参考にさせて戴きました。
(インストーラはpostgresql-8.3.msiの方を使用する。)

特に、「文字コードの設定」が参考になりました。
(なお、pgAdminⅢのパスワードは、「データベースクラスタの初期化」で設定したものです。)

2.動作確認

動作確認も、Yaskeyを参考にさせて戴きました。

C:\>cd \"Program Files"\PostgreSQL\8.3\bin
C:\Program Files\PostgreSQL\8.3\bin>createdb -U postgres test
Password:(「データベースクラスタの初期化」で設定したパスワード)
<-- 作成結果が表示されない。

C:\Program Files\PostgreSQL\8.3\bin>psql -U postgres -h localhost test
Password for user postgres:(「データベースクラスタの初期化」で設定したパスワード)

psqleditを使う

1.psqleditのインストール
 PostgreSQL用SQLエディタ&実行環境である、psqleditをインストールする。
 と、言っても圧縮ファイルの解凍だけ。

 http://www.hi-ho.ne.jp/a_ogawa/psqledit/index.htmに行き、以下のものをダウンロードする。

 (1) libpq.dll(現在の最新バージョン:libpq820.lzh(84kb))
 (2) psqledit(現在の最新バージョン:Version 3.2.3.0 psqledit_3230.lzh(381kb))

 2つのファイルを解凍し、psqleditを解凍してできたフォルダーにlibpq.dllをコピーするだけで
 インストールは完了。

2.動作確認
 postgresの動作確認で作成したDB、testに接続する。

 (1) psqledit.exeをダブルクリックすると、「PSqlEdit Ver.3.2.3.0 Login」画面が出る。
 (2) 画面中段右にある「ログイン情報の設定」ボタンを押す。
 (3) 「ログイン情報」を次の通り設定する。
   ① USER:postgres
   ②PASSWORD:*****「データベースクラスタの初期化」で設定したパスワード
   ③ DB NAME:test
   ④ HOST:localhost
   ⑤ PORT NO:5432
   ⑥ OPTION:(未設定)

   設定が終わったら、「ADD」ボタンを押し、設定を保存する。
 (4) (1)の画面に戻るので、「OK」を押すとSql実行環境が表示される。
   DBへの接続に失敗した場合は、当該画面の左上に「未接続」が表示される。
   Yaskeyの例で、先程はDBまで作成しているので
   Table作成以降を、このpsqleditで行なって見よう。
   ① addrbook テーブル作成

    create table addrbook (name varchar(50),addr varchar(50), telno varchar(50));

     このSQLをpsqleditに貼付けて実行(Ctrl+R)する。

   ② データ入力

    insert into addrbook (name,addr,telno) values ('Susumu','京都市上京区','080-1234-5678');
    insert into addrbook (name,addr,telno) values ('Humie','静岡市清水区','090-5678-1234');

     同様に、このSQLをpsqleditに貼付けて実行(Ctrl+R)する。


   ③ データの確認

    select * from addrbook;

     この程度なら、手入力して実行(Ctrl+R)する。

     入力データが正しく表示されたら、psqleditの設定は完了。

VistaのUAC機能を設定
 最後に、先程はずした[ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる] のチェックを元に戻します。

これで完了です。
お疲れ様でした。

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