2008年4月29日火曜日

ナウマン象とペリカンと、そして利根川へ


連休初日、かねてから予定していた印旛沼周辺のサイクリングを決行。
女房が作ってくれたおにぎり2つとペットボトルのお茶をバッグに出発。
時刻は5時50分、やや薄曇で風もなく絶好のサイクリング日和。
小室駅を過ぎた所で神崎川に出て、右岸に沿って走る。暫く走り、最初の橋である小池橋を対岸に渡り左岸へ変更。
左岸を行くのは今回が初めてで、道がどこまで続くのか不安であった。所々に釣りをしている人もいるので大丈夫だろうと、高をって進んだのが大間違い。神崎橋の直前で、進行方向左から川(戸神川というらしい)が神崎川に流れ込んでいるため道が途切れてしまう。
左方向に迂回せざるを得なくなったが、その迂回が川沿いの道を見失ってしまうと言うちょっとしたトラブルに。幸い5分程のロスで目的の所へ辿り着く。
神崎橋、新川合流地点から松保橋まで左岸を行くが、砂利道で走り難い。
今日のサイクリングは先が長いので、そうのんびりも走れず、松保橋で対岸の整備されたサイクリングコース移る。

そこからは一度走った道。スピ-ドを上げながら一路目指すは、佐倉ふるさと広場。日差しも出はじめ、印旛沼の水もキラキラ輝き出す。
佐倉ふるさと広場には7:15頃到着。
ほぼ予定通り。小休止。
しかし、ここで大きなミスを犯す。印旛沼沿いを走るハズが、何を血迷ったか鹿島川を遡上してしまったのである。
川幅が狭いので、変だとは思いながらも前進してしまった。暫く進むと京成本線の狭い踏切があり、漸く道を間違えたことに気付く。サイクリングロードに、こんな狭くて危険そうな踏切は無いハズ、と言うのがその理由。
30分もの大幅な時間をロスしてしまったが、佐倉ふるさと広場に戻り、改めて印旛沼沿いを走る。
この辺りはロードレーサーというのか、格好良い自転車に乗る人が多い。
素晴らしいスピードの彼らに、ママチャリの私は抜かれる。ドンドン抜かれる。
8時10分頃、双子公園に到着し、トイレ休憩。
この公園には、先程私を追い越して行ったロードレーサーの彼らが大集結。思いは同じ、トイレ休憩かな。
と思いきや、後で分かったことだが、この公園が彼らの折り返し地点か終点らしい。この先、あの大集団に抜かれることはなかった。

ともあれ、今回の最大の目的地の一つであった印旛捷水路へ、左の写真の双子橋を渡る。風情のあるアーチ型の橋でした。

因みに、印旛沼の北沼と西沼を結ぶ水路を印旛捷水路、西沼と大和田機場、東京湾を結ぶ水路は疏水路だそうです。(http://www.water.go.jp/kanto/chiba/frame/q_a/jun_q.html)
印旛捷水路を北上すると、山田橋が目の前に現れます。
この北総の大地で、峡谷のような景色が出現します。






こちらは市井橋で、向こうに見えるのが山田橋です。
山田橋はひっきりなしに車が通っているが、こちらは淋しい限り。
車どころか、人影も見受けられず。
生活道路なのかも知れないが、このままじゃ架橋の意味がない。
もう、観光でアピールするしかない。
そんな意味で、これもPRの一環になれば幸いですね。


さて、タイトルの一つであるナウマン象の化石が、この付近で出土したとのことである。
サイクリングロードに右のようなプレートがありました。




このすばらしい景観を通り過ぎ、甚兵衛大橋を右に見て、いよいよ北印旛沼へ。暫く走ると、松虫川が印旛沼に流入する地点に舟戸橋と吉高機場が見えてくる。物木機場も直ぐ近くに見える。かねてより聞くペリカンの生息地(?)だ。
注意深く沼の方向を見れば、何やら大きな白い鳥が見える。
吉高機場の方から、近所の方だろうか、オジさんが歩いて来たので尋ねてみた。

「あれが、かの有名な印旛沼のペリカンですか?」
「そうだ。」
「なぜ、印旛沼にペリカンが?」
「対岸に住んでいたお爺さんが、約20年前に4羽200万円で買ったが、そのお爺さんが亡くなり、困ったお婆さんが印旛沼に放鳥したんだ。うち3羽はどこかに行ってしまったが、この1羽だけここに残った。」

まさか、こんなに間単に、且つ近くに見られるとは思ってもみなかったので感動!感動!感動!
是非、皆さんも行って見てください。何時もこの場所に居るとのことですが、午前(10時頃)と午後(?時:忘れてしまった)には、腹ごなしの散歩に行くので、留守にするとのことでした。ご注意ください。

ペリカン君とも別れを告げ、長門川流入地点へ。
この付近も一度来ているので問題なく、長門川沿いに酒直機場、十五町歩橋を渡る。
この橋を渡ると、もう未踏の地。長門川沿いの道もなくなり、地図を見ながら進むも狭い道で目標物も殆どない。
心細い気持ちで走っていると、前方からけたたましい音が聞こえてくる。
長門川の橋を渡る成田線の電車だった。この写真を撮った地点の直ぐ先に踏切があり、漸く自分の位置を確認。予定通りのコースを通っていることに、先ずはひと安心。
目的地までのコースは、国土地理院の「ウォッ地図」が好きで、印刷して持ち歩くのだが、学校、神社、お寺等の記号はあるが名称がない。コンビニに至っては記号すらなし。
今回は、次の地図も持参しました。自転車から見た案内が素晴らしく、大変助かりました。感謝です。
http://www.asahi-net.or.jp/~fz6t-sby/cycling/sakaechou.html

成田線の踏切を渡って暫く進むと、見えてきたのが印旛水門。
水門の向こう側はもう利根川です。
時刻9:43でした。所要時間約4時間、距離43Km。なんとのんびりしたサイクリングであることか!!!
野口みずきさんの約2倍の時間が掛かってしまった。

ここからは、利根川堤防を木下駅付近まで行き、六軒川・弁天川から手賀川を遡上し手賀沼に。
手賀曙橋付近の休憩所で、持参したおにぎりを食べ、帰宅の途へ。
約7時間、70kmの旅でした。
コースは、以下の地図を参照ください。

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